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20歳の誕生日に贈る日本酒

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みなさんこんにちは(*’▽’)
CG・Webクリエーター科デザイン担当の須藤です。
 
今日は「デザインの中身」のお話をしようと思います。
nccのCG科では、物を作るためにどんなことを考えているか、という話です。
 
 
designsheet [復元]-04
 
 
デザイナーのイメージって、「絵が描ける」「デッサンが得意」とか、そんなイメージありませんか?
私自身高校生で初めてnccのオープンキャンパスに参加した時、一つだけした質問が、「絵が描けなくでもデザイナーになれますか?」です。
 
質問の答えは「yes」。
その後入学した私は、在学中授業を受けているときも、卒業してデザイナーとして広告を作っていた時も、そして今も、絵が描けません。
そのかわりにデザインができるようになりました。
 
デザインって何かというと、
「文字や写真、図形を組み合わせたパーツを使って、見た目をつくること」
なんのために作るかというと、
「情報を伝えること、想いを届けることを達成するため」です。
 
 
 
さてさて、今回のタイトル「20歳の誕生日に贈る日本酒」をやっと回収していきます!
デザイン専攻の授業で取り組んでいるコンペのテーマがこんな感じで、学生たちは「お祝いと応援の想いを伝えるラベル」
を目指して取り組んでいました。
そのなかで私が例として作って授業で紹介したものがコチラ。
 
ぱっけ
 
皆さんは「人生100年時代」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
人間の寿命がどんどん延びていて、今の若者世代は100年生きる時代になるといわれています
そんな人が最初にお酒を飲む20歳は、人生の1/5の節目といえます。
 
円形はその人の100歳までの人生を表し、黄色は過ごしてきた1/5の時間を指しています。
いままで歩んできた部分を明るい黄色で表し、これから先の未来を明るく描いていってほしいという応援の意味を込めたデザインにしました。
 
イラストではなく、図形の組み合わせやそれに合った色の配色を考えて作られていることが何となくわかりそう?
このモチーフを分解すると、こんな仕組みでできています。
 
designsheet-[復元]
 
 
今回のコンペで学生に伝えたのは、ラベルデザインという課題に取り組むのではなく、
そのお酒を受け取った人の未来を指し示すことを課題にデザインを考えるのがデザイナーだよということ。
 
そこにたどり着くまでにたくさん実験して、検証して、比較します。
かたちをかえてみたり。。
かたち
 
いろをかえてみたり。。。
いろ
 
絵が描けなくても、CG科なら大丈夫!
素敵なデザインを作りましょう。
 
 
 
それでは最後に、ハロウィンの記念動画をイカラシ(3D)先生に代わってお届け!
以前のブログの完成バージョンですよ( *´艸`)