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テレビ局アナウンサーからeスポーツキャスターへ

教職員コラム

皆さんこんにちは!

eスポーツ科の農頭です。

 

本日はeスポーツキャスターの平岩康佑氏ついてお話したいと思います。

 

eスポーツキャスターとは、おもにゲーム大会での試合実況やゲームイベントのMC(進行役)などを務め、試合の戦況や選手たちの心情、会場の熱狂などを観客に伝える職業のことです。

 

eスポーツでは大会がどれだけ盛り上がるかという点において、実況の質はとても大事です。

ゲームのおもしろさや、選手のプレーのレベルの高さはもちろん重要ですが、実況者がそれをどれだけ正確かつ熱狂的に伝えられるかが大会の完成度を大きく左右すると感じます。

 

しかし、状況が通常のスポーツ以上にスピーディに移り変わるeスポーツの実況はかなり技術や知識が必要で、日本でもeスポーツの実況を多ジャンルでハイレベルに行える人というのはまだそう多くはありません。

 

そんな中、このeスポーツキャスターという業界に大きな変化をもたらしたのが元朝日放送アナウンサーでもある平岩康佑氏。

 

アナウンサーがeスポーツキャスターに転身!?平岩康佑アナウンサーの意志 | gameholic

 

アナウンサーだった平岩氏は、甲子園などのスポーツ実況を経験しています。その実況テクニックを生かし、まるでスポーツ中継のような世界観で見ている人たちを魅了し、eスポーツ業界に旋風を巻き起こしました。

 

テレビ局のアナウンサーという安定を捨て、フリーアナウンサーとしてeスポーツキャスターへの道を志したとのことで、この決断力と勇気は本当にすごいことだと思います。

 

実際に平岩氏が実況を務めるeスポーツ大会を初めて見た感想としては、やはりプロのアナウンサーの技術力は圧巻の一言。

eスポーツキャスターには元ゲーマーという肩書の人もいて、そういった方はゲームの細かい技術に着目し実況することに長けています。

それに対して元アナウンサーの平岩氏は特に状況を誰にでもわかりやすく整理して伝える力、声のトーン、ワードチョイスなど様々な部分でアナウンサーとして培ってきた力を発揮していて、実際のスポーツ中継を見ているような感覚だったことを覚えています。

 

平岩康佑さん

 

アナウンサーを辞めた直後の収入は一時期アナウンサー時代の10分の1になってしまったこともあるそうですが、現在はアナウンサー時代の10倍ほどの年収があるとインタビューで語っていました。

 

eスポーツ業界で稼いでいくことに対して先見の明があったと思いますし、それ以上に純粋なゲームに対する愛情がここまでの成功をもたらしたのかなと思います。

 

平岩氏は事前に実況をするタイトルの勉強を100時間以上行うなど努力も行っているとのことで、その姿勢が素晴らしいですね。

 

様々なeスポーツ大会の実況者に注目して比較するとそれぞれ特徴があって面白いので、皆さんもぜひ自分のお気に入りのeスポーツキャスターを見つけてみてはいかがでしょうか。