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3.22

スーパーコンピュータを超えたパソコン

教職員コラム

こんにちは!
システム系担当をしている佐藤(正)です。
皆さんスーパーコンピュータ(スパコン)って知ってますか?
事業仕分けでも出てきたので聞いたことがある人も
多いのではないかと思います(^^*)
(ちなみに、日本で有名なスパコンはNECの地球シミュレータです。
 地球シミュレータは2002年から2年ちょっとの間世界一早い
 コンピュータでした。)
どういったものをスパコンというかというとWikipediaを参照すると
「日本の文部科学省の科学技術・学術審議会では2005年現在、
 1.5TFLOPS以上の演算性能を持つコンピュータを政府調達に
 おける『スーパーコンピュータ』と位置付けている」
となっています。1.5TFLOPSはどんな性能かというと、
1秒間に15兆回の計算ができる
ということです。
現在はスパコンは1秒間に20京回(20000兆回)の性能
世界一を争っています。また、驚くことに金額も億を超えています。
スピード・金額共にまさに桁違いのコンピュータです。
なぜ、こんな話をしたかと言うと、最近、円周率の計算で
普通のパソコンがスパコンの記録を破ったというものが話題になりました。
これまでは2009年に筑波大学のスパコンで求めた2兆5769億8037万桁が
最高でしたが、フランス人のテレビ関連技術者が普通のパソコンで
なんと2兆6999億9999万桁まで求めたようです。
約1230億桁多く求めました。これは凄いことです(゚д゚)
数十万のパソコンで数十億のスパコンに勝ってしまうのですから!!
円周率を求めるためには、色々な計算式があるのですが、速く、
正確に求めるためには色々な手順を考える必要があります。
この考え方ひとつで、パソコンがスパコンに勝つ事もあるのです。
この手順のことをアルゴリズムと呼びます。
プログラムを作るにはアルゴリズムを考える必要があります。
ちょっとした工夫や目のつけどころを変えるだけで、
すばらしいプログラムが作れます。
学校ではアルゴリズムについても1年生からみっちり学びます。
NCCで勉強してアルゴリズムを身に付けましょう!!